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フランクとは?意味や使い方、英語って?特徴や話し方も解説

フランクは「ざっくばらん」という意味

上司

今回取り上げるワードは、フランクだよ!新人君は、意味を説明できるかな?
え?フランクは、フランクですよね。意味を聞かれても困るんですけど。

新人

上司

新人君は、深く意味を考えずに使っていたみたいだね。しっかり勉強しよう。

フランクは、「ざっくばらん」という意味のカタカナ語です。

フランクは、日本語にすっかり浸透したワードで、ビジネスだけでなくプライベートにもよく登場しますよね。

でも、正しい意味を知らずにカタカナ語を使用していると、話している相手に薄っぺらな印象を持たれてしまうかもしれませんよ。この機会に、フランクをくわしく学んでみましょう。

フランクの意味を解説

フランクは、「フランク人」が語源の言葉といわれています。フランク人は、3世紀頃に栄え西ヨーロッパ全域を支配する王国を作り上げた、ゲルマン民族です[efn_note]参考:フランク民族|コトバンク[/efn_note]。

フランク人は、強く荒々しい部族。しかし、気取らずざっくばらんな性格の集団で、当時は世界的な有名人でした。

そのため、「フランク人のような」と表現するとき、「フランク」というワードが使われるようになったそうです。

「フランス」という国名や、ドイツの「フランクフルト」などの地名も、フランク人が由来になっていますよ。言葉の成り立ちを知ると面白いですね。

英語のフランク(frank)はどんな意味?

フランク人由来のフランクは、英語表記すると「frank」。「frank」には、次のような意味があります。

frank
・素直な
率直な
・偽りのない
・はっきりものをいう
・隠しだてをしないで
・ぶっきらぼうな
・公然の

「frank」には、「無料配達印」や「無料で配達する」「(人を)自由に行き来させる」などの意味もあります。

カタカナ語のフランクとは?

日常的によく耳にするカタカナ語のフランクは、次のような意味をもっている言葉です。知らないものがないか、確認してみましょう。

フランク
ざっくばらん
・率直な様子
・気どったところがない様子
・率直な様子

カタカナ語のフランクと英語の「frank」は、同じような意味をもっています。しかし、カタカナ語のフランクには、「公然の」や「無料配達印」などの意味がありません

カタカナ語のフランクは、英語の「frank」よりも意味が少ないので、使うときには注意してください。

フランクの類語

フランクには、次のような類語があります。完全に同じ意味の言葉というわけではありませんが、語彙を広げるために、覚えておきましょう。

フランクの類語
ストレート:まっすぐなこと。直接的なこと。連続
オープン隠しだてのない様子。開幕。開放
フレンドリー:友好的な様子。親しみやすい様子
ユーモラス:ユーモアがある様子。面白さがある様子
アバウト:いいかげんな様子。大ざっぱな

伝えたいニュアンスに近い用語を選んで、使ってみてください。

フランクの対義語

フランクの対義語は、ナーバスです。ナーバスは、「神経質な様子」「神経過敏な様子」という意味。

カタカナ語は、反対の意味をもつ言葉も覚えてセットで使えるようになると、ビジネス会話のレベルがぐっと上がりますよ。フランクと組み合わせて、ナーバスを使用してみてください。

フランクな人の特徴

フランクな人は、話しやすい・接しやすいという印象を持たれがち。このようなイメージの人は、仕事相手としても好ましいですよね。

接する相手から高評価をもらえるフランクな人には、次のような特徴があります。

特徴
・社交性があり、付き合いやすい印象を相手に与える
自分にも相手にも正直で、隠し事をしない
・遠慮がなく、伝えにくい内容もしっかり伝えられる
・気取らず、自然体でいる
・上司も部下も関係なし。誰にでも気さくに接する

フランクな人になりたいと思う方は、できるところから自分を変えてみてください。

フランクな話し方とは

フランクな人は、話し上手で、コミュニケーションがうまくいきやすいという特徴があります。フランクな話し方の特徴をみてみましょう。

かしこまらないのがフランク

before

新人

ご多忙とは存じますが、皆様、万障お繰り合わせの上ご参加ください。
after

新人

皆、忙しいとは思うんだけど、なんとか都合をつけて参加してよ。頼むね!

遠回しにいわないのがフランク

before

先輩

新人君は、どんな仕事でも、すごく丁寧にするのね。
after

先輩

新人君。作業に時間かけすぎよ。簡単な仕事はちゃっちゃと終わらせて!

かっこつけないのがフランク

before

上司

こんな商談は、僕なら簡単にイニシアチブ(主導権)を握れるんだが、今回は君に経験させてあげるよ。
after

上司

今回の商談は君に任せるよ。困ったことがあったら相談に乗るから、思いっきりやってごらん。

フランクは雑ではない!

before

先輩

新人君、資料作っといて。その辺のデーターを、適当にまとめとけばいいから。急ぎでね!
after

先輩

新人君、会議の資料作っといて。去年のイベントの資料を参考に、簡単にまとめてくれればいいから。今日中にお願いね!

フランクな話し方のイメージはつかめましたか?仕事相手との会話が弾むコミュニケーションを心がけてください。

フランクの使い方・例文

フランクの特徴はつかめましたか?この見出しでは、フランクという言葉の使い方を紹介します。ビジネスシーンでのフランクの使用法を、例文でイメージしてみましょう。

例文1

先輩

うちの会社のミーティングは、敬語禁止。上司部下関係なく、フランクに話し合う決まりだからね!
上司部下って・・・社長もいるじゃないですか!?フランクな対応なんて、無理ですよ!

新人

先輩

まぁ、最初は戸惑うだろうけど、慣れれば平気よ!頑張って!
例文2

新人

フランクな付き合い方って難しいです。ついつい馴れ馴れしくなっちゃわないか心配で、かえって緊張します。
相手の立場になって、わかりやすく話せていればOKだよ。もし、フランクになりすぎていても、周囲が指摘してくれる。安心して挑戦してごらん。

上司

フランクから生まれた人名

海外では、ざっくばらんという意味のフランクと同じく、フランク人が由来になってできた人名が使われています。聞き覚えのある名前がないか、探してみてください。

・フランス語の「François(フランソワ)」
・ドイツ語の「Franz(フランツ)」
・スペイン語の「Francisco(フランシスコ)」
・英語の「Francis(フランシス)」

英語名の「Francis」には、「Frank(フランク)」や「Frankie(フランキー)」という愛称もあります。

フランクな話で自分を受け入れてもらおう!

ビジネスでは、仕事相手やお客様に自分を受け入れてもらえなければ、話が進みませんよね。フランクな人を見習うと、相手とのコミュニケーションがとりやすくなりますよ。

フランクな話の特徴は、ただ気やすいだけではありません。軽い調子のつもりでただ適当に話していたとしたら、単なる話がへたくそな人の烙印を押されてしまいますよ。

雑な話にならないように注意して、相手の立場に立った、フランクな会話を心がけましょう。