カウンターパートとは自分と対等な立場の相手のこと!
カウンターパートとは、異なる組織で機能や役割が同等の人、もの。つまり、自分と対等な相手のことを指します。「あなたは最適なカウンターパートだ」と言われることは、ビジネスパートナーとして最適だという褒め言葉です。
カウンターパートの意味を詳しく解説
「counterpart」を分解して考えてみましょう。「counter」とは、「反対」や「対」を示す英語。「part」は「一部・部分」「味方・側」を表す英単語です。カウンターパートは、「対となる(味方の)側」というニュアンスで覚えておくのが良いでしょう。この2つの意味が合わさって「対応する2つのものの一方」という意味になります。
カウンターパートのビジネスでの使い方・例文
カウンターパートという言葉は、IT業界やコンサル業界でよく使われます。それぞれの業界での使用例を見てみましょう。
IT業界では「カウンターパートとなるのはユーザー企業のIT部門です。」「海外拠点のカウンターパートとの連携を強める。」といった使い方をします。
コンサル業界では、自分とは直接同じ役職ではなくとも、仕事の方向性を支援する仕事も対等な立場としてカウンターパートを使うこともあります。「カウンターパートで仕事しています。」「コンサルタントとクライアントはカウンターパートである。」といった使い方がされます。
カウンターパートとパートナーの違い
ここまで読まれた方は「カウンターパートとはパートナーみたいなものなのかな?」と思われたことでしょう。確かに、かなり意味の近い言葉ですが、カウンターパートは、「対等な」という意味が強いのでご注意を。格上の相手を「カウンターパート」と呼んでしまうと、失礼にあたります。他部署や他社の自分より役職が上の人に対しては、「パートナー」を使用しましょう。
災害時の支援システム!カウンターパート方式とは?
カウンターパートは災害時にもよく使われる言葉です。これは、災害が起きた後の支援に、現在、カウンターパート方式が採用されているため。カウンターパート方式とは、被災した自治体に対して、支援する自治体を割り当てる方式。支援自治体は被災自治体に警察・消防・医療の派遣や支援物資送付、避難者の受け入れなどの各種支援を重点的かつ継続的に行います。カウンターパートとして支援自治体と被災自治体が存在するということです。
カウンターパートナーは間違い!
「カウンターパートナー」という言葉を使う人がたまにいますが、これは間違い。counterpartnerという英語はありません。確かにカウンターパートとパートナーは意味合いが非常に似ていますが、したり顔で「カウンターパートナー」なんて使ってしまうと恥ずかしい思いをします。とある政治家がテレビで「私のカウンターパートナーが…」と言ってしまったこともあるほど間違えやすい言葉なので、注意してくださいね。
あなたのカウンターパートは?
あなたには最適なカウンターパートがいるでしょうか?もしYESと答えられるなら、非常に多くのビジネスチャンスを手に入れることができるでしょう。事業成長においてカウンターパートとの関係性は重要。ぜひ、最適なカウンターパート作りを心がけて、人と接してみてくださいね。