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セオリーとは?複数の意味や使い方、関連語、ブランド、英語など「セオリー通りにいかない」セオリーについて詳しく解説!

セオリーは「理論」しかし…

セオリーという言葉はビジネスでもスポーツでも様々な業界で耳にする言葉。実際に使ったことがある方も多いのではないでしょうか。英単語「theory」を訳せば「理論」という意味ですが、日本語のセオリーは様々な使い方をされているので一言で説明することはできません。セオリーについて詳しく解説していきます。

セオリーの意味&使い方の例文

理論という意味の「theory」は日本ではどのような使い方をされているのでしょうか。例文と一緒に見ていきましょう。

意味①理論

例文:スポーツ科学のセオリーに基づいてトレーニングする

素直にセオリーを「理論」として使用した例文。セオリーを理論と置き換えても違和感がありません。

意味②定石

例文:セオリーを完璧にすることが囲碁上達の第一歩

ここでは、囲碁「定石(じょうせき)」のことをセオリーと言っています。定石は最善手のこと。この手がきたらここに打つというような決まった手のことです。理論と訳せないこともないですよね。将棋の世界では漢字違いで定跡(じょうせき)のことを指します。野球で使われる「攻撃のセオリー」や「配球のセオリー」なども同じような使われ方ですね。

意味③持論

例文:ここでいったん引いてみるのが俺のセオリーだ

膨大な数に及ぶ事象の原因、結果から導き出されたものが理論だとすると、ここでのセオリーは理論に当てはまらないですよね。持論や自分ルールと訳すのが適切でしょう。

意味④手順

例文:マニュアルを読んでセオリーを頭に入れておいてください

ここでいうセオリーは手順のこと。「営業のセオリーは問題点を指摘することから始まる」というように使われます。理論と訳してしまうと大げさになってしまいますね。

セオリーの語源

セオリーは英語の「theory」からきたと述べましたが、theoryは古典ギリシャ語にルーツのある言葉。見ること、探求することを意味する「θεωρια」が語源とされています。

theoryは発音に注意が必要な英単語です。カタカナ読みで「セオリー」と言っても通じないでしょう。発音記号にすると「θíːəri」。無理やり日本語読みするとすれば「スィァリ」でしょうか。元になった古典ギリシャ語では「θεωρια」を「テオーリアー」と読むように、セオリーと発音するくらいならばテオリーと言った方が伝わるかもしれません。

セオリーの関連語

セオリーはブランド名や商品名などに使われることもあります。代表的なものを見ていきましょう。

ファッションブランドの「Theory (セオリー)」

セオリーと言ったらファッションブランドの「Theory (セオリー)」を一番に思い浮かべた方も多いはず。アメリカ発の高級婦人服ブランドです。シンプルでありながらもお洒落なシルエットと上質な素材で、上品さを醸し出すセオリー製品は魅力的ですよね。ワンピースやスーツなどが人気。現在はユニクロを展開するファーストリテイリングの子会社になっています。

ダイワ(DAIWA)のセオリー

釣り好きであればこちらを思い浮かべたかもしれません。釣り具メーカーのダイワ(DAIWA)が発売している、釣り竿の糸を引き上げる時に使うリールのシリーズ。手頃な価格なのにハイエンドモデルにも劣らない高品質、高機能が魅力です。バス用、淡水用など様々なフィールド(釣る場所)に応じた商品が展開されています。

セオリーを使う際の注意点

単純にセオリー=理論と訳し難いということは分かっていただけたと思いますが、セオリーを使いこなすためには他にも気を付けるべきことがあります。セオリーを使う際の注意点についてまとめました。

あいまいになりがち

セオリーには似ているようで異なる複数の意味があると解説しましたが、使う際はいちいちどれかなんて考えていないはず。聞く側もなんとなく流してしまいがちです。しかし、考えてみれば理論と持論、理論と手順では大きな違いがありますよね。会議など重要なシーンで使用する場合は、微妙なすれ違いが起こらないように注意しましょう。

多用すると嫌われるかも

セオリーがそうだとは言いませんが、ビジネスの世界では不要なカタカナ語が横行しています。カタカナ語を嫌う人もいるので初対面の人にベラベラ使ってしまうのは注意。カタカナにした方が響きが柔らかくなるというメリットもあるので、シチュエーションや人を見て使いましょう。

また、英語やカタカナ語が苦手な人にはそもそも意味が伝わらない場合もあります。言い直すくらいであればはじめから日本語で伝えた方がいいでしょう。

セオリーは意味を考えて使おう

セオリーは「理論」「定跡」「持論」「手順」の意味で使われていることが分かりました。便利な言葉とも言えますが、意味を考えて使わないといけない難しい言葉でもあります。迷ったら日本語で言うのがベスト。ただし、あえてセオリーを使うのも一流のビジネスパーソンの「セオリー」かもしれません。

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