ステートメントとは?英語と日本語の意味、ビジネスやプログラミングにおける使い方を解説

ステートメントは「宣言」や「声明」のこと!

新人

プログラミングでは、コンピューターに命令する文のことをステートメントっていうんですよ。
プログラミングにくわしい新人君にはステートメントはなじみの言葉なのね。ビジネスだと、ステートメントは「宣言」や「声明」という意味でよく使われるのよ。

先輩

新人

ステートメントはビジネス用語なんですか?知りませんでした。ビジネスで使うのなら覚えておかなきゃですね!
ステートメントはプログラミングに関する話題でよく登場する用語。コンピューターに対する命令を構成する文のことで、プログラミングを勉強したことがある方にはおなじみの単語ですよね。

ビジネスでのステートメントは、「宣言」や「声明」という意味で使われることが多い言葉。そのほかにも、ステートメントにはたくさんの意味があり、多くの業界で使われています。ステートメントがビジネスでどのように用いられるのか、くわしくみていきましょう!

ステートメントの意味を解説

日本語のステートメントには、プログラミングの命令文という意味があります。英語でも同じような使い方をするのでしょうか?

英語と日本語のステートメントについてしっかり確認していきましょう!

英語のステートメント(statement)はどんな意味?

ステートメントは英語表記すると「statement」。「statement」には次のような意味があります。

statement
・述べること、発言すること
・発言、意見
・陳述、供述
・(公に出す)声明
・声明書
・計算書
・明細書
・貸借表
・陳述文
「statement」は核に「述べること」という意味をもつ単語です。明細書など、一見「述べること」につながらないようにみえるものもありますね。これは「お金の使い道を細かく述べている」から、「statement」なんですよ。

日本語のステートメントとは?

日本語のステートメントは次のような意味をもつ言葉です。

ステートメント
言明。表明。声明
・政治や外交などに関係する公式の声明。声明書
・計算書
・報告書
・明細書
・プログラム言語で記述されたコンピューターに動作を指示する文。
日本語のステートメントと英語の「statement」は、基本的には同じような意味で使われます。

ただし、日本語のステートメントにある「プログラム言語で記述されたコンピューターに動作を指示する文」は、英語の「statement」にはない意味なので覚えておきましょう。

ビジネスシーンで登場するステートメント

ビジネスでは企業が従業員や株主、顧客などに表明したいことをまとめた文をステートメントと呼びます。

会社のホームページにステートメントという項目を作り、公表している企業も多いです。ビジネスシーンで登場するステートメントについて学び、社会人としてレベルアップしましょう!

ミッション・ステートメント

ミッション・ステートメントは、企業が存在する理由を具体的にまとめた文のこと。わかりやすいフレーズを使い、数行以内の短い文で表現されることが多いです。

「経営理念」や「社訓」に似ていますが、ミッション・ステートメントは少し違う別のもの。今現在、何のためにその企業が社会に存在しているのか、より具体的ではっきりとした目的を社内・社外に表明するのがミッション・ステートメントです。

企業の存在理由が変化するたび、新しいミッション・ステートメントに更新されます。

ビジョン・ステートメント

ビジョン・ステートメントは、企業が将来どんな企業に成長したいのか、企業の夢や目標をまとめた文。企業の将来像を社員全員で共有するために作成されます。

全社員がビジョン・ステートメントを理解し、共感して行動することが大切です。したがって、シンプルで共感しやすい文を考える必要があります。

ビジョン・ステートメントは目標達成するまで更新されず、長期間同じ文が掲げられることが多いです。

ブランド・ステートメント

ブランド・ステートメントは、企業が社員や株主、消費者などの関係者に、自社のブランドがどのような「理念」「ビジョン」などをもっているかを伝える、スローガンのようなもの。

社内向けのブランド・ステートメントは、社員全員が同じ価値観を共有し、共通の目的意識をもって仕事をするための、行動の拠り所として作成されます。ブランドがもっているミッションや立ち位置、価値観などを明確に示すことが必要です。

社外向けのブランド・ステートメントは、それを読んだ消費者が簡単にどんなブランドなのかイメージできることが大切。消費者目線でわかりやすく、なるべく短い文章でまとめてください

ビジネスで役立つ!ステートメントの使い方・例文

企業が出したステートメントは、多くの消費者の目に触れます。ステートメントの良し悪しが、企業イメージを左右するといっても過言ではないですね。

ステートメントがビジネスでどのような使い方をするのか、例文を通してイメージしてみましょう。

例文1

上司

うちの会社でも環境に関するステートメントを出すことになったよ。
中小企業も環境問題に取り組むことが求められているんですね。我が社の取り組みを皆さんにみてもらいましょう!

新人

例文2

先輩

御社の新しいロゴマークのデザイン案をお持ちしました。ご確認お願いします。
企業ロゴにステートメントを組み込んだんですね。おしゃれでいいデザインだと思いますよ!

お客さん

コンセプトとステートメントの違いとは?

コンセプトは「理念」や「概念」のこと。物事の基本的な考え方のことですね。ステートメントは考えたことを文章にまとめて発表する「声明」のことなので、意味が違います。

コンセプトをほかの人に伝えるときには、デザインで表現したり、図にまとめたり、いろいろなやり方がありますよ。

中でも、ステートメントの形でコンセプトを表現するのは、シンプルで多くの人にとってやりやすいやり方。ビジネスでもよく使われる一般的な手法です。

コンセプトについて、くわしくは下記の記事で紹介しています。こちらもぜひ読んでみてください。
コンセプトの意味をわかりやすく!テーマとの違い・企業の実例・関連用語を解説

【応用編】分野別にみるステートメントの意味

ステートメントは使われるシチュエーションによって、特有の意味になることがあります。分野別の意味を確認し、社会人の知識を深めていきましょう。

IT分野におけるステートメント

IT分野でのステートメントはプログラミング言語の命令文のこと。使用者がさせたい動作を、コンピューターに命令するものです。

プログラミング言語には、C言語やJava、VBA、SQLといった種類があり、使用するプログラミング言語によってステートメントの意味するものや書き方が変わってきます。ステートメントは1行の命令文のこともあれば、複数行の命令文になることも。

また、ネットワーク機器を設定するときに用いる文もステートメントといいます。

銀行におけるステートメント

銀行におけるステートメントは口座収支報告書のこと。その月の取引履歴や、月末時点の口座残高が記載されています。銀行によっては銀行ステートメントや資産管理レポートと呼ぶことも。

取引の申し込み時にステートメント方式を選択すると、毎月銀行からステートメントが送られてくるようになります。ビジネスの場合は毎年の決算で使うので、ステートメントの原本または電子データを保管しておかなければなりません。

英語の場合は、「statement」だけでも口座収支報告書ということはできます。しかし、ほかの意味と取り間違えないように、あえて「bank statemant」と書き、区別することもあります。

ファッションにおけるステートメント

ファッションにおけるステートメントの意味は「主張する」。

着用している人の想いや個性を強くアピールするファッションアイテムに、ステートメントが冠されることが多いです。ステートメントジュエリーやステートメントTシャツ、ステートメントバッグなど。

アートにおけるステートメント

アートにおけるステートメントは芸術作品の解説文のこと。作品のテーマや製作者のねらいを説明します。アーティスト・ステートメントということも。

画家や写真家、建築家などのアーティストが、展示会やコンペに作品を出展するときにステートメントの提出を求められることが多いです。

ステートメントは審査員や鑑賞者の興味を引く文であることが大切。ステートメントを書くときには、観る人がその作品を理解するためのヒントになる文を考えてください。

テーマ・狙いをわかりやすく述べて、それをどのように形にしたかまとめる、作者の価値観や考え方を説明するなどのやり方があります。

ステートメントで企業の想いを社会に伝えていこう!

ステートメントをうまく使うと、企業の想いを社員、株主、消費者などの関係者、さらに広く社会に使えることができます。

誰にどんなことを伝えたいのか、どんな文にするとメッセージを相手に理解してもらえるか、よく考えてステートメントを発表しましょう!