サバイバルとは『生き残る』こと!
上司
新人
上司
しかし、本来は『生き残る』の意味をもつカタカナ語で、ビジネスシーンでもよく使われるんです。
そして、企業の中で『サバイバル』が登場すれば、それはちょっとした危機に陥っているということ。この会話での新人くんのように上司や先輩に呆れられることのないよう、ここで正しい意味や使い方をしっかり学んでいきましょう。
サバイバルの意味をチェック!
会話の中で正しく使うためには、言葉そのものの意味をきちんと理解しておく必要があります。また、カタカナ語である以上、「外国の人にも同じ意味で通じるの?」という疑問もわくと思うので、ここで確認していきます。
日本語のサバイバルとは?
日本語の中で浸透しているサバイバルを簡単に説明すると、『生き残ること』になります。もう少し意味を詳しく説明すると、次のようになります。
■非常に困難な状況を乗り越えて生き残ること
■異常な状況下で生き残ること
このように、何か大変な状況のなかで生き残るというイメージになります。
しかし、場合によっては、「サバイバルという言葉は避けたいな」と思うこともあるでしょう。そんなときは次の言葉で言い換え可能です。
・生存
・生き抜く
・消え残る
・残存 など
カタカナ語でサバイバルと言いたくないときには、このような日本語に言い換えてみてくださいね。
サバイバルの英語は『survival』
サバイバルは、『超える』の意味をもつ『sur』、『生きる』の意味をもつ『vive』が語源となっています。そして、スペルは『survival』であり、意味は次の通りです。
■生き残ること
■生存
■生存者
■残存物 など
カタカナ語と大きく変わりありませんが、残存物や生存者といった意味もあります。
『survival』を使った熟語にはどのようなものがあるのでしょうか。わかりやすいものを紹介しておきますね。
■survival ability(生命力)
■survival advantage(延命効果)
■instinct for survival(生存本能)
■survival craft(救命船)
■survival fraction(生存率) など
[ビジネス版]サバイバルの使い方・例文
サバイバルアイテムを取り扱う企業は別として、一般的にビジネスシーンで使う『サバイバル』には、アウトドアの要素はほとんどありません。それではどのような形で会話に登場するのでしょうか。
競争社会で生き抜くためのサバイバル術4つ
2019年現在は、就職難ではないといわれています。しかし、いつ経営危機に陥るか、いつリストラされるかわかりません。
ビジネスマンとして、そんな状況で生き残るにはどんなことに注意していればいいのでしょうか。個人がちょっとした心がけで実践できそうなポイントをまとめたので、ぜひ参考にしてください。
素直にお礼を言えるようになろう!
すぐに「すみません」を口にされると、「謝るんだったら最初からやれ!」と思う人もいます。その点、「ありがとう」という言葉は聞いていやな感じがしませんよね。
ちょっとでも自分にとってのプラスになったと感じた場合には、素直にお礼を言うことを心がけましょう。それが良い人間関係をつくるきっかけにもなるので、相手に好印象を与えられます。
ONとOFFははっきりと!
良い仕事をするためには、気分転換も大切です。そして、集中力を保てる時間には個人差があるもの。自分がどのくらい集中できるか見極め、適度に休息をとることも大切です。
わからないまま放置しない!
あなたにも「なんでいまさらそんなこと聞いてくるんだ」と思った経験がありませんか?
わからないことを聞くときには、「できない人と思われるんじゃないか」「こんなことを聞いてもいいのかな」と不安になりがち。しかし、わからないまま実行して間違うことは人に迷惑をかけることになります。聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥です。
会社で同僚や上司からの信頼を失わないように、疑問はひとつずつクリアにしていきましょう。
Noと言える人になろう!
注意していても、ミスをしてしまうことはあります。時には上司からの指示が間違っていることもあるでしょう。そして、その指示通りに実行すると大変なことになるとわかっていた場合はl、勇気をもって間違いを指摘しましょう。
しかし、上司が「それは正しい!」と自信をもっていた場合には、頭ごなしに「No!」を言い続けるのではなく、上司の意見もきちんと聞きつつ、論理的に説明をするようにしてください。そうすることで、あなたの仕事に対する姿勢が伝わるでしょう。
サバイバルの関連語
サバイバルには、『〇〇サバイバル』『サバイバル〇〇』といった関連語があります。そのなかには、『生き残る』と直訳できないものも存在します。よく見聞きする言葉をいくつかピックアップしたので、この機会に一緒に覚えておくと便利です。
サバイバル競争
日本語で表現するなら『生存競争』です。その競争に勝った人は生き残り、負けた人は脱落します。学生が挑んでいる受験も一種のサバイバル競争。企業同士の生き残りをかけた戦いもサバイバル競争といえます。
サバイバル術
簡単にいうと『競争社会で生き残る方法』。つまり、サバイバル競争で勝ち残るための手段がサバイバル術になるわけです。
サバイバルファクター
サバイバルファクターとは、『生き残った要因』を指します。たとえば、車の事故で、シートベルトをしている人が軽傷で、シートベルトをしていなかった人が重症を負った場合、サバイバルファクターの一つは『シートベルトの有無』です。
サバイバルフーズ
一言でいうと『非常食』。つまり、災害などの非常事態に陥った際に生き残るための食料のことです。今は防災グッズを備えている家庭も多いでしょう。
しかし、水は置いているものの、食事についての準備は怠りがちです。長期間保存が可能な商品を用意しておくのもいいかもしれませんね。
[番外編]サバイバルにまつわるこんな作品もある!
実生活でも、生き残りをかける場面に遭遇することはあります。しかし、『サバイバルな状況』を描いた作品もいろいろあるので、雑学として紹介しておきます。
サバイバルファミリー
簡単に説明すると、『生き残りをかけた家族』を描いた映画。
登場人物は、東京マンションに住む、仕事が第一の父、母。そして、両親がうっとうしいと感じる年ごろの息子と娘の4人家族。
ある朝突然、地域一体が原因不明の停電になっていることに気づきます。コンセントや電池、バッテリーが使えなくなり、電車、車、飛行機などの交通機関もまひ。こうなると、水道もガスも使えず、食料の調達も困難になってきます。
一週間経っても状況が変わらず情報もなし。西に行けば電気が使えるという噂を耳にし『生き残るため』に自転車で鹿児島の母方の父親のもとに行くことを決心!旅をするにつれ家族の絆も含まっていく…といったストーリーです。
参考
AmazonサバイバルファミリーDVD
サバイバルウェディング
主人公は挙式を3か月後に控えて寿退社をした黒木さやか(29歳)。しかし、そんな彼女に降りかかったのは、フィアンセの浮気と、あげくの果ての婚約破棄。こんな彼女を拾ったのは人気雑誌のカリスマ編集長。
この編集長は変わった人で、再就職の条件は、『半年以内に結婚しなければクビ』『結婚に至るまでの婚活記録を雑誌で掲載すること』でした。この会社で『生き残る』ために奮闘する、といったストーリーです[efn_note]参考:サバイバルウエディング|日テレ[/efn_note]。
サバイバル術をマスターして厳しい競争社会に立ち向かおう!
企業で生き残るためには、ビジネスパーソンとしてのサバイバル術が必要不可欠です。「この会社には不要です」と言われないよう、周囲に好印象を与えられる人材になりましょう。