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プロフェッショナルとは?英語や日本語の意味って?ビジネスで役立つ使い方やプロフェッションについても解説

プロフェッショナルとは「プロ」のこと!

上司

プロフェッショナルと普通のビジネスマンの違いは何だと思う?
プロフェッショナルはプロのことですよね。スポーツ選手ならプロ試験に合格するとか、スポンサーがつくとか。でも、ビジネスにそんなシステムはないし…。

新人

上司

プロフェッショナルはよく耳にする言葉だけど、いざ問われると答えられなかったりするよね。用語の意味からしっかり学んでいこう!
プロフェッショナルは、日常的によく使われていて日本語に浸透している言葉。わざわざその意味を広辞苑などの辞書で調べたことのある方は、そう多くないですよね。

しかし、新人君のように回答につまるようだと社会人として困ってしまうことがあるかも。プロフェッショナルについての正しい知識を身につけ、社会人としてレベルアップしましょう!

プロフェッショナルの意味を解説

プロフェッショナルのざっくりとした意味は「プロ」のこと。「プロ」とは「職業的な専門家」のことです。しかし、それ以上のくわしい意味を問われたら、自信をもって答えられるでしょうか。まずはプロフェッショナルという言葉そのものの意味を確認しましょう。

プロフェッショナルの英語の意味と語源

プロフェッショナルは英語表記すると「professional」。「professional」には次のような意味があります。

professional
・専門的な
・専門職にふさわしい
・(知的な職業を)本職としている
・熟練の
・くろうとの
・専門家
・職業人
・熟練者
・熟達者
「professional」は、宗教関係の意味をもつラテン語の「professus」が語源。「professus」は「公に認める」という意味で、「神の前で誓いの言葉を述べた人」に対して使われていました。

「professional」も、もともとは神父などの宗教家や弁護士、医師に限定して用いられていた言葉です。

そこから意味が広がり、現在では「自分は高い道徳心や仕事に関する高度な腕前を持っている」と大々的に宣言した人に対しても、「professional」が使用されています。

プロフェッションとプロフェッショナルの関係

「profession(プロフェッション)」は、高い専門性と社会に対する大きな責任をもつ3つの職業である、神父などの宗教家、弁護士、医師にだけ使う言葉です。公益を重視し、他者の利益のために働くことを神々に宣誓する、専門的な職業という意味があります。

カタカナ語のプロフェッショナルとは?

カタカナ語のプロフェッショナルには次のような意味があります。

プロフェッショナル
専門家
・本職
・専門的である様子
・あることを職業としてするさま

プロフェッショナルを調べてみると、「何かを生業として行い、お金をもらう人」のような意味で説明されることもあります。

ただ、ビジネスでのプロフェッショナルは、お金をもらっているだけでは該当しないことが多いです。たとえば、「何かを生業として行い、お金をもらう」だけなら、パート・アルバイトや、駆け出しの新人ビジネスマンなども当てはまってしまいますよね。

ビジネスでプロフェッショナルといえば、「専門的であること」や「専門家」というニュアンスが強くなります。「ほかの人がマネできない高レベルの知識と一流の技術があり、その業界で尊敬されている仕事人」といったイメージです。

プロフェッショナルなビジネスマンになる6つの心得

プロフェッショナルには高度な知識・技術だけでなく、尊敬に値する人格のすばらしさも必要です。プロフェッショナルなビジネスマンを目指す社会人が知っておきたい6つの心得を紹介します。

①:自分の得意分野を見つける

プロフェッショナルは、その分野では誰にも負けない高度な知識・技能をもっているからこそ、プロフェッショナルとして周囲から認めてもらえます。プロフェッショナルを目指すなら、なるべく早く自分の得意分野を見極め、その分野で必死に仕事をする必要があります。

でも、たとえ得意分野だったとしても、すべての仕事が好きなこと、得意なことばかりとは限りません。苦手なこと・やりたくない仕事でも避けてはいけません。長期間継続してがむしゃらに努力し、その道を極めましょう。

②:常に最高の結果を追求する

いつでもどんなときでも、常に最高の結果を出すように努力するのがプロフェッショナルです。すべての仕事に手を抜かず、ほかの誰にもできない世界で一番の結果を目指す。自分の知識と技術で世界最高水準を追い求める。それがプロフェッショナルです。

③:自分がすべての責任を負う覚悟を持つ

真のプロフェッショナルは、一度引き受けた仕事は最後まで責任を持ってやり遂げなければなりません。成功も失敗もすべて自分の責任と覚悟を決めて、すべての仕事に臨みましょう。

しかし、実際問題として経営者でもなければ、ビジネスの責任を一人で背負い込むのは難しいですよね。それでも心構えを持つことで、仕事に対する責任感を育てることができます。

④:相手の利益を最優先して考える

自分の満足や利益を優先した自己満足な仕事では、相手を本当に満足させる結果を出すことができず、プロフェッショナルとはいえません。どんなときにも相手の利益を一番に考えた仕事を心がけてください。

時には、相手の利益と会社の利益が対立してしまうこともありますよね。プロフェッショナルな仕事を維持するためには、そんなときにもなんとか相手の利益を最大限確保できるように知恵を働かせる必要があります。

⑤:手間やコストを惜しまない

相手の利益を最優先にした一流の仕事は、自分の手間やコストを惜しんでいてはできません。

しかし、プロフェッショナルが費やした手間やコストは相手から評価されることがありません。相手が評価するのはあくまで結果です。結果が出なければ手間もコストも無駄になります。手間・コストのことはひとまず考えず、一心に最高の結果を目指してください。

⑥:社会に貢献する意識を持つ

プロフェッショナルは自分の知識や技能を自分のためだけではなく、社会のためにも使います。社会に貢献することが求められるのです。

自分だけが好きな仕事を存分に楽しんでお金儲けをするのは悪いことではありません。しかし、それだけで満足しているようでは本当のプロフェッショナルになれないことを覚えておきましょう。

上司

プロフェッショナルへの道のりは非常に長くて険しいいばらの道だ。最初から6つの心得をすべて完璧にこなそうとするのではなく、少しずつできることを増やしていこう!

プロフェッショナルの類語・対義語

ビジネスで重要な地位を占めるプロフェッショナルですが、ほかにも使いやすい類語が数多くあります。また、プロフェッショナルの対になる対義語がビジネス会話に登場することも。プロフェッショナルの類語・対義語もこの機会に勉強しておきましょう。

プロフェッショナルの類語

プロフェッショナルの類語には次のような用語があります。ニュアンスに合わせてプロフェッショナルの類語を使い分けできるようになりましょう。

プロフェッショナルの類語
・エキスパート
・スペシャリスト
・テクニシャン
・具眼の士
・老練家
・熟練者
・玄人
・腕利き
・腕達者
・技巧
・巧者
職人気質の職場など、カタカナ語が使いにくい社風の会社もありますよね。日常会話ではあまり用いないような漢字の言葉もありますが、さりげなく会話に取り入れられるとかっこいいですよ。

プロフェッショナルの対義語

プロフェッショナルの対義語として使える言葉には次のようなものがあります。

プロフェッショナルの対義語
・アマチュア(略してアマ)
・ノンプロ
・門外漢
・素人
・愛好家
プロフェッショナルの対義語は、面と向かって本人にいってしまうと失礼になることも。状況をよく考えて用いるようにしましょう。

仕事で役立つ!プロフェッショナルの使い方・例文

プロフェッショナルはどちらかというと、前向きな思考が働いているビジネス会話に登場することが多いです。どのような会話にプロフェッショナルが使われるのか、例文でイメージしてみましょう。

例文1

新人

僕はこの会社でシステム管理者のプロフェッショナルを目指します!
うちの会社の業務全体の流れや業務で使う専門用語がわからないと、システム管理の効率が落ちてしまうわよ。プロフェッショナルになりたいなら、業務にも精通できるように頑張ってね!

先輩

例文2

新人

先輩、またご指名のお客さんがついたんですね。すごいなぁ!
先輩君はプロフェッショナルだからね。プロフェッショナルな仕事が評価されて、担当しているお客様からご新規様をたくさん紹介してもらえるんだよ。

上司

【番外編】プロフェッショナル・仕事の流儀とは?

プロフェッショナル・仕事の流儀は、数多くのプロフェッショナルが登場しているNHKの人気番組です。番組をテーマにした面白いアプリも紹介しますよ。

ビジネスマンの士気を高めてくれるTV番組

プロフェッショナル・仕事の流儀では、いろいろな業界の第一線でプロフェッショナルとして活躍している一流の人物に密着しています。

番組を通して一流の仕事とはどんなものかを学ぶことができるので、プロフェッショナルを目指すビジネスマンなら観ておいて損はないですよ。

プロフェッショナルに出演したケイスケ・ホンダ

プロフェッショナル・仕事の流儀には、元サッカー日本代表の本田圭佑選手も出演しました。

本田選手は、「プロフェッショナルとは?」という番組のエンディングで定番の質問に、「ケイスケ・ホンダ」と答えて視聴者の注目を集めました。

これは、プロフェッショナルといえばケイスケ・ホンダ!と誰もが答えてくれるような自分を目指して、これからも走り続けるということを意味しているそうです。

プロフェッショナルを目指すなら、このくらいのことを自信をもって言い切れるだけの努力を続ける必要があるのでしょうね。

プロフェッショナル風動画を作れるアプリも

「プロフェッショナル 仕事の流儀」はNHK公式のアプリ。「プロフェッショナル 仕事の流儀」風のショートムービーを簡単に作れると人気です。自分で撮影した動画で遊べて、完成したムービーは番組に投稿することもできます。番組主題歌、スガシカオさんの「Progress」が音楽に使われていて、完成度の高さにびっくりしますよ!

ビジネスの専門家プロフェッショナルを目指して自分を鍛えよう!

プロフェッショナルはその道の専門家のこと。貯えた知識量、鍛えた技術、周囲から尊敬されるに値する人間性、その全てが超一流にならないとプロフェッショナルにはなれません。

新人ビジネスマンから見ると、プロフェッショナルは雲の上の人のように見えてしまいますよね。プロフェッショナルを目指するとき、いきなり高すぎる目標を掲げると挫折してしまう恐れがあります。まずはプロフェッショナルの心構えを学び、できるところから努力してみましょう。