ペイには2つの意味がある!
上司
新人
上司
ネット上でさまざまなことができるようになった現代では、『〇〇ペイ』といったキャッシュレス支払いも広く知られるようになりました。しかし、この『ペイ』を説明できる人ってどのくらいいるでしょう。
『ペイ』は、『支払い』のほか、『採算がとれる』の意味もあるカタカナ語なんです。ビジネスシーンでもよく耳にしますが、どちらの意味での『ペイ』なのか、正しく解釈しないと会話が成り立ちません。使い方も含めてわかりやすく解説するので、しっかり学んでいってください。
ペイの意味をチェック!
会話で正しく『ペイ』を使うには、まずは正しい意味を理解しておかなくてはいけません。また、日本語として浸透している『ペイ』が、英語でそのまま使えるのかもあわせてチェックしておくことにしましょう。
カタカナ語のペイとは?
カタカナ語として使われるペイは、金銭に関わる場面で使われますが、次の2つのパターンに分類できます。
①:支払い、報酬、賃金
商品を購入した際の支払いや、会社の給料・賃金の意味合いで、「ペイがいい」「ペイしておく」という表現がよく使われます。その場合、「給料がいい」や「支払っておく」といった意味になります。モノや人に対して支払われるお金についての会話の場合は、名詞的な使い方になることが多いです。
②:採算がとれること、元がとれること
製品を製造・販売する会社は、製造時の経費よりも高い価格で販売しないと利益がでませんよね。この場合、会話では「採算がとれる」「元がとれる」といった表現をしますが、これをカタカナ語にすると「ペイできる」「ペイする」になります。
『支払い、報酬』の場合は名詞的な使い方でしたが、『採算がとれる』の意味合いの場合は動詞的になるんです。
ペイの英語は『pay』
英語でのペイは『pay』と書き、次のような意味をもつ単語です。
【動詞】
■支払う
■支給する
■利益を与える
■割にあう
■良い結果をもたらす
【名詞】
■賃金
■給料
■支払い など
そして、payという英単語を使って、次のような表現をすることができます。
■pay~by the final deadline(最終期限までに~を支払う)
■pay~a license fee(~にライセンス料を支払う)
■pay a considreble cost(多大な代償を支払う)
■pay a loan back(ローンを返済する) など
英語で『支払い』を意味する単語には、『payment』もあります。では、『pay』とどのような使い分けをするのでしょうか?
商品代金について使うのか、労働対価としてにお金について使うのか、微妙にニュアンスは異なります。
ペイの類語
ペイには『支払い、報酬、賃金、給料』、『採算がとれること、元がとれること』の意味合いがあります。それぞれの意味でこんな言い換えをすることができます。
・労賃
・月給など
・儲けがでる
・有益な
・メリットがある など
また、ペイの意味に似たカタカナ語もいくつか存在するので、よく使われるものをピックアップしてみました。あわせて覚えておきましょう。
リターン
リターン(return)には、『戻ること』『折り返すこと』『利益』などいろいろな意味があります。また、ペイも『利益がでる、儲けがある』の意味で使われることから、類語といえます。
しかし、リターンは金融用語で『将来得られる可能性がある収益』を指すことが多いです。
バック
バックは、『背中』『背後』『後援すること』『後ろに戻ること』など、後ろ側を指す言葉です。また、ビジネスシーンにおいては、『キックバック』『フィードバック』など、『戻す』といった意味で使われることが多いです。『利益がある』『儲けがある』に近い意味として用いることもできます。
サラリー
サラリーには『俸給』『給料』『月給』を指す言葉です。しかし、定義としては1ヵ月ごとなどに支払う、常勤の従業員の固定給を指します。ペイは固定給ではない給与も含まれます。
[ビジネス版]ペイの使い方・例文
ペイの意味はもうわかりましたよね?それでは、実際の会話ではどのように使われるのか、例文を用意しました。あなたの日常にピッタリのものはありますか?場面を想像しながら読んでみてくださいね。
ペイする
上司
先輩
ペイがいい
上司
今話題の支払い方法『pay(ペイ)』って?
現金を持っていなくても手軽に支払いができる『pay(ペイ)払い』と呼ばれるキャッシュレス決済サービス。さまざまが企業が導入し始めており、使える店舗も増えてきました。「知ってはいるけれど、使ったことがない」というアナタのために、いくつかピックアップして紹介します。
LINE pay(ラインペイ)
LINE payで会員登録をし、事前にチャージしておけば加盟店でサービスを利用できます。銀行口座と残高を登録しておけば、オートチャージも可能。決済は、『LINE payカード』『スマホ画面上でのQRコード/バーコード決済』『オンライン決済』の3種類があります。
また、PCI DSSやISO/IEC27001といった国際的なセキュリティ認証を取得しているので信頼性もバツグンです。
参考
LINE payトップページ
楽天ペイ
名前を見てもわかるように、楽天が提供している決済サービスです。アプリをダウンロードして設定すれば、クレジットカードでの支払いもスマホひとつでできます。また、楽天カードを登録すれば、カードのポイントも楽天ペイのポイントも貯まります。
そのほか、登録したクレジットカードから楽天キャッシュにチャージすれば、楽天キャッシュでの支払いも可能です。
参考 楽天ペイトップページPayPay(ペイペイ)
PayPay株式会社が提供する決済サービスで、入会金、決済手数料も無料で利用可能です。支払い方法は、『PayPay残高』『Yahooマネー』『クレジットカード』の3種類。PayPay残高へのチャージは銀行口座から簡単に行うことができます。期間を設けていろいろなキャンペーンも実施されています。
参考
PayPayトップページ
PayPal(ペイパル)
PayPal Pte. Ltd.が提供する決済サービスで、個人だけでなく、ビジネス利用もできるのが特徴。世界で2億5000万人もの利用者がいます。新規登録は無料で、カードや銀行口座決済の手数料も無料です。
ペイパルは国内だけでなく、海外送金も可能で、支払い相手がペイパルのアカウントを持っていなくても送金することができます。ただし、アカウントがない場合は、30日以内の新規登録と受け取り完了が必要となります。
参考
PayPalトップページ
Pay-easy(ペイジー)
ペイジーは、税金、公共料金、各種料金の支払いをパソコンやスマホを利用してできる決済サービスです。インターネットバンキングやモバイルバンキングを利用していれば、ネットショッピングの支払いにも利用できます。また、アメリカビザ申請料金の支払いに使えるというのも大きな特徴のひとつです。大半の場合、支払い手数料も無料となっています。
参考
Pay-easy記事タイトル
ペイという言葉を知って仕事・プライベートで使ってみよう!
ペイは、ビジネス用語として意味を正しく理解しておく必要があります。さらに、『ペイ』を利用した支払い方法も増えている現在、その仕組みもぜひ知っておきたいもの。これを機にプライベートでもペイを有効利用してみましょう。