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コンスタントの意味とは?ビジネスで役立つ使い方・例文・英語・対義語をわかりやすくガイド

コンスタントは「一定の」ということ!

新人

僕の好きな小説の新刊がまったく出なくなって早十数年。最近では作者の近況情報すら出まわらなくなってしまいました。
もともとコンスタントに新刊が出る作家さんではなかったけど、今回のブランクは長いわよね。最終巻までたどり着けるか疑問だわ。

先輩

新人

そんな薄情なこといわないでくださいよ~ファンはずっと待ってるんですから!ところでコンスタントってどういう意味ですか?
「コンスタント」は「一定の」という意味のカタカナ語。ビジネスでも使用される用語なので、社会人なら覚えておきたい言葉になります。

「コンスタント」の意味や使い方、間違いやすい単語などについて勉強しましょう!

コンスタントの意味をチェック

「一定の」という意味で使われることが多い「コンスタント」ですが、もともとの意味はどのようなものなのでしょうか?英語だとどんな言葉になるのかも気になりますね。まずは、「コンスタント」の意味を詳しく確認してみましょう。

日本語のコンスタントって?

日本語の「コンスタント」には次のような意味があります。

コンスタント
いつも一定している様子、恒常的
2 〔数学・物理学で〕一定の数、定数、常数、恒数。

「コンスタント」は次のような言葉に言い換えることができます。覚えておくとカタカナ語を使いたくないときなどに役立ちますよ。

コンスタントの言い換え表現
・習慣として
・毎日
・習慣的に
・定常的に
・習慣づけて
・慣習的に
・定期的に
・規則的に
・一定のリズムで
・定数 など

このように、一定のペースでの継続を示す言葉に置き換えられることが多いです!

コンスタントの英語は「constant」

コンスタントは英語表記すると「constant」。英語の「constant」は次のような意味をもっています。

constant
【名】
・不変のもの、普遍
・《数学》定数、常数

【形】
・持続する、絶えず続く
繰り返される、定期的な
・〔量・性質・温度などが〕不変の、一定な
・忠実な、誠実な

英語でも、日本語のコンスタントとほぼ同じ意味になっていますね。

英語の「constant」と間違いやすい単語

「constant」と発音が似ている単語で、意味が違うものがあります。使用時に間違いやすいので、あわせて覚えておきましょう。

間違いやすい単語
constantly(コンスタントリー):「絶えず」「いつも」「しばしば」「しょっちゅう」という意味の副詞。
Constans(コンスタンス):ラテン語やギリシャ語の男性の名前。「小コンスタンティヌス(コンスタンティノス)」という意味で、コンスタンティヌス大帝の息子の名前でもあります。
Constance(コンスタンス):女性の名前

[ビジネス版]コンスタントの使い方・例文

「コンスタント」の意味がわかったら、次は例文を通してビジネスでの「コンスタント」の使い方を学習し、周囲に差をつけましょう。シチュエーションをイメージしながら読んでみてください。

コンスタントにやる

例文

新人

僕はいつもいつも雑用とか単純な仕事ばかりを押しつけられるんです。もっと周りから認めてもらえるような仕事をして、できるビジネスマンになりたいのに!
新人君。仕事ができるビジネスマンになりたいなら、やるべきことをひたすらコンスタントにやるしかないよ。つまらない、単調だと嫌がる前に、どれだけコツコツ継続できるか追及してみてごらん。

上司

この文での「コンスタントにやる」は、「繰り返し継続してやる」ということを意味にしています。上司は「継続は力なり」というメッセージを発信しているんですね。

コンスタントに通う

例文

新人

営業周りに車が使えると便利だから免許を取ろうかなと考えているんですが、教習所と仕事を両立できるか心配で・・・
早く取ろうと思って詰め込みすぎるとばてるわよ。コンスタントに通うことを心がけた方がいいわ。

先輩

この例文での「コンスタントに通う」は、「一定の間隔で定期的に」という意味で使われています。

コンスタントな◯◯

例文

上司

この商品はコンスタントな注文が入る定番商品だから、在庫を切らさないようにね。
わかりました。在庫数が少なくなってきたので発注かけておきます。

新人

「コンスタント」は「コンスタントに」だけでなく、「コンスタントな」という言い方もできます。この文の「コンスタント」は「定期的に」と「一定数量」という2つの意味で解釈することができます。

どちらの意味で「コンスタント」が使われているかは文脈から読み取るしかないですが、判断がつかないときには発言した相手に意味を確認することをおすすめします。

コンスタントの対義語

「コンスタント」には「一定の」という意味がありますが、「一定ではない」ことを示す反対語も気になりますよね。コンスタントの対義語についても学習し、柔軟に使いこなせるようになりましょう。

コンスタントの反対語は「variable(バリアブル)」

「constant(コンスタント)」の反対語は「variable」。「variable」は次のような意味をもつ言葉です。

variable
【名】
・変化する[しやすい]もの
【形】
変わりやすい、変えられる、可変の
・移り気な、気まぐれな
どの意味も「コンスタント」とは真逆の意味になっていますね。

カタカナ語でバリアブルは使われる?

カタカナの「バリアブル」はバリアブルカード、バリアブル印刷など、特定の分野で使用されています。しかし、「不規則である」という意味の言葉として、一般的に広く使われているわけではありません。

「コンスタント」の対義語には次のような言葉があります。

コンスタントの対義語
・不規則に
・ときどき、たまに
・不定期に
・変数的に

「バリアブル」だとあまり一般的な表現ではないので、ニュアンスに合うものを使い分けてください。

コンスタントの関連用語

「コンスタント」はさまざまな分野で使われている用語でもあります。どのような用語がどんな意味で使われているのか確認し、目にしたときに「あぁ、こういう意味だっけ」と思い出せるようにしておきましょう。

3Dグラフィクスにおける「コンスタントシェーディング」

「コンスタントシェーディング」は「フラットシェーディング」の別の呼び方。コンピューターグラフィックスで、3Dグラフィクスを立体的に見えるようにする手法のひとつです。

ポリゴン(3Dグラフィクスで、立体物の曲面を表現するときに使われる多角形)の明るさの度合いが一定であることから、この名前がつけられました。

音の編集における「コンスタントゲイン」

「コンスタントゲイン」は音の入れ替えをするときに一定の比率で消す方の音の音量を下げ、新たに出す方の音量を上げること。

変化の比率は一定なので「コンスタント」という名称がついていますが、実際の聴こえ方は急激に音量が小さくなるように感じることがあります。

時計会社の「フレデリック・コンスタント」

「フレデリック・コンスタント」は、すばらしい腕時計を購入しやすい価格でお客様に届けたいという創業者夫妻の情熱から誕生したマニュファクチュール(ムーブメントから自社で一貫製造している時計メーカー)です。

ブランドコンセプトは「手の届くラグジュアリー」。デザイン、開発組立、品質管理などすべての工程をスイス・ジュネーブにある自社工場で行っています。時を刻み続ける時計に「コンスタント」という名前はぴったりですね。

ビジネスシーンで「コンスタント」を使いこなそう!

「コンスタント」に収益が上がる。「コンスタント」に作業をこなす。など、ビジネスには「コンスタント」が使用されるシチュエーションが多くあります。

「コンスタント」を使いこなし、繰り返すことの大切さを肝に銘じながら、日々の仕事に取り組んでいきましょう!