「転職はプレゼン力で決まる: 1万人以上面接をした元人事部長が伝授」の要約を紹介
今回ご紹介する「転職はプレゼン力で決まる: 1万人以上面接をした元人事部長が伝授」は、タイトル通り、転職で役立つプレゼン方法をレクチャーしてくれる一冊。
著者の谷所 健一郎さんは、1万人以上の採用試験を行ってきた元人事部長。100人、1000人の面接を行うだけでも面接のプロになっていきそうですが、1万人となればプロ中のプロですね。そんな谷所さんのアドバイスを参考に、転職で成功をつかみとりましょう!
「転職はプレゼン力で決まる: 1万人以上面接をした元人事部長が伝授」の目次
第1章 転職で押さえておきたいポイント
第2章 プレゼン力のある履歴書・職務経歴書
第3章 プレゼン力のある面接
第4章 プレゼン力のある職務経歴書作成
第5章 プレゼン力のある面接回答の作成
転職活動において、あなたのプレゼンが求められる場面は、履歴書や職務経歴書といった書類作成時、面接時です。
それぞれについて、「プレゼン力がある」とはどんなものを指すのか、具体例とともにわかりやすく解説してくれています。
本書はスマホでも読みやすく、適宜ポイントがまとめられており、重要な箇所は太字になっているので、流し読みでも要点はわかります。
履歴書・職務経歴書の書き方
履歴書と職務経歴書を書くうえで、「書き間違えたら修正ペンを使わず最初から書き直す」といった基本についてはご存じだった方もいるでしょう。
それ以外にもいろいろなポイントや注意点があり、本書では網羅されています。
志望動機の書き方
志望動機を書くときは、応募先の企業に特化した内容にすべきであると解説されています。どこの会社にでも通用するような内容ではなく、応募先だからこそ実現できることを書く必要があります。
そのためには、応募先のリサーチも欠かせませんね。一般的な内容にならないように注意しましょう。
本書では、「経験者」と「未経験者」に分けて、具体的な書き方のポイントも教えてくれていました。
職務経歴書に書くべきこと
実績、評価、工夫したことなど、見出しをつけて書くことが推奨されています。著者によると、採用担当者は書類をじっくり見てくれないのだとか。限られた時間で目を通すことになるのだと認識したうえで作成したいですね。
応募先の企業で発揮できる能力、それに関連する具体的な経験も記載すると良いとされています。「信ぴょう性」を示すため、具体性が必要とのこと。
採用担当者はどこをチェックしているのか?
応募書類について、採用担当者は何に着目しているのか教えてくれています。例えば、「入学・卒業年度が間違っている」ということについては、「職務能力が低いか、仕事が雑」ととらえるそうです。
相手は多数の書類に目を通しているプロであり、比較対象もたくさんあるので、粗があると悪い意味で目が止まってしまうのでしょう。
他にも、他分野の資格がある場合や、半年以上のブランクがある場合にどう受け止められるのか、本書ではいろいろなパターンで解説があります。
面接におけるプレゼン方法とは?
面接においては、「選別されている」という気持ちではなく、「プレゼンするぞ!」という気持ちで臨むことが大切と解説されています。確かに、この心構えだけで面接時の姿勢は大きく変わりそうです。
・信ぴょう性
・人間性
・アピール力
そして、面接では上記の3点が見られているのだそう。たとえば、人間性のPRでは「面接官の説明に相槌を打ちながら興味を示す」など、すぐに実践できそうな対策も紹介されています。
また、定番の質問への回答を考えておくことは当然なのですが、丸暗記ではなく、「キーワード」で整理しておくべきだと述べられています。それ以外にも、取り入れたいプレゼンのコツはいろいろありました。
転職活動をするなら、この本でプレゼン力を鍛えよ
転職では、自分という人材をいかに採用担当者にPRできるかが鍵を握ります。どんなに経験や能力があっても、それを伝えられなければ意味がありません。
本書で解説されているコツややり方を参考に、準備を進めてみてはいかがでしょうか。
「転職はプレゼン力で決まる: 1万人以上面接をした元人事部長が伝授」を読んで、面接官の心をつかみましょう!