「色眼鏡」とは「偏見」という意味
色眼鏡で人を見るのはやめよう 「太っている人はよく食べる」「眼鏡の人は根暗だ」など私たちは真実ではなくても偏った思い込みで世の中を見ています。悪意はなくてもその思い込みで傷付く人がいることを知らなければいけません。 ここでいう「色眼鏡(いろめがね)」とは「偏見」のこと。偏った見方、考え方で物事を決めつけてしまうことを指しています。 先入観がある状態で物事を見ることで正しい姿をとらえられない状態を意味しています。
「色眼鏡」とはサングラスのようにレンズに色が入った眼鏡のことを指します。とはいえ、サングラスのことを「色眼鏡」と言うことはあまりないので、「色眼鏡」を使う場合はもっぱら「偏見」を意味します。 ブルー系の色が入ったサングラスをかけた場合、白い物も薄っすら青色に見えますよね。思い込み(レンズの色)のせいで本来の姿(白色)とは違って見えてしまうことを例えた表現です。 ・生まれつき髪の色素が薄く、学生時代は色眼鏡で見られることが多かった ・外国人というだけで色眼鏡をかけてしまうのは国際社会において時代遅れだ ・色眼鏡を外すと視野が広がるでしょう 「色眼鏡で見られる」「色眼鏡をかける」「色眼鏡で判断する」といった使い方ができます。偏見を取っ払うことを意味する「色眼鏡を外す」といった使い方も覚えておきましょう。 偏見を持たれて嫌な思いをする・したことに対して「色眼鏡」を使います。いい思いをした場合には「色眼鏡」は使いません。 ・偏見 ・レッテル ・先入観 「色眼鏡」はこれらの表現に置き換えることも可能です。「レッテル」とは「ラベル」のこと。張り紙や付箋を貼られて勝手に分類される様に偏見を例えています。 ・外国籍というだけで色眼鏡で見られるのは辛い ⇒外国籍というだけでレッテルを貼られるのは辛い ⇒外国籍というだけで先入観を持って見られるのは辛い ・中立 ・公平 「色眼鏡」は「偏見」、つまり偏った見方・考え方という意味なので、「中立」や「公平」などが対義語と言えます。 She has a prejudice against foreigners ⇒彼女は外国人を色眼鏡で見る 「prejudice」で「色眼鏡」を表しています。「biased」でも同様です。 「色眼鏡をかけない」と言いたい時は「unprejudice」「unbiased」といったように打消し表現が使えます。 「色眼鏡」で見るなと言われてもなかなか払拭できないのが「色眼鏡」の厄介な点。知らず知らずのうちに思い込んでいるのが「色眼鏡」です。自分は偏見も思い込みもないという人に限って大きな「色眼鏡」をかけていることもあります。 サングラスのように簡単に取り外すことができればいいのですが、そういうわけにはいきません。なるべくフラットな見方・考え方を意識するようにしましょう。「色眼鏡」とは「サングラス」のこと
「色眼鏡」の使い方・例文
「色眼鏡」の類語・対義語
「色眼鏡」を英語で
「色眼鏡」を外すには