有用とは『役に立つこと』
新人
先輩
有用な人材という表現で使われることが多い『有用』という言葉ですが、日常的によく使う言葉ではありません。似たような意味をもつ有益や有効との微妙な違いや、正しい使い方をあなたは把握できていますか?
この記事では、有用についてさまざまな具体例を紹介しながら解説します。この機会に、ぜひ類義語との違いや正しい使い方をマスターしましょう。
有用の意味をチェック
有用とは、『役に立つこと。また、そのさま』を指します。反対の意味を持つ言葉は「無用」です。
では有用について、もう少し詳しくみていきましょう。
有用の漢字について
有用はどのような漢字と語源からなる言葉でしょうか。
有用は、物事が存在するという意味を持つ漢字である「有」という文字と、役に立つ、またははたらきがあるという意味を持つ漢字である「用」という2つの漢字を組み合わせた言葉です。すなわち、はたらきが存在する、役に立つことがあるという意味になります。
有用の類義語は?
有用の類義語には「有効」「有益」などが挙げられます。
「有効」とは効果や効力があることを意味しており、時間を有効に使う、トレーニングは有効な手段だと使われる言葉です。目的に対しての効果や効力が明確にあることを指し、法律上の効力をもっているという意味もあります。
「有益」とは何らかの利益をもたらすものであること、またはためになることという意味で使われる言葉です。当時の歴史や文化を知るために当時の書物を知ることは有益です、というように、何らかのためになる利益が存在することを意味します。
有用の英語表記
有用には3つの英語表記があります。例文とともに紹介しましょう。
【useful】
It is a useful machine.
有用な機械だ。
useful for everyone.
みんなに有用だ。
useful information of life.
人生に有用な情報である。
【good】
Vegetables and fruits are good for us.
果物と野菜は体に有用です。
He must be good for something.
彼は何かに有用なはずだ。
This hand cream is good for your face, too.
このハンドクリームは顔にも有用です。
【serviceable】
I have serviceable shoes on this task.
私はこの仕事に有用な靴を持っている。
Do you have a serviceable kitchen gadget?
有用な台所道具をお持ちですか?
That research Institute has serviceable equipment.
あの研究機関は、有用な器材を所有している。
有用と有効・有益との違い
『有用』は役に立つ、または役に立つことを指す言葉です。
「有効」は効果や効力があることを示しています。
「有益」は、何かしらまたは誰かのためになる、利益や得になることを意味する言葉です。
このように、有用は何かの働きがあり、役に立つこと、有効は明確な目的に対する効力や結果が発生すること、有益はさらに進んで利益や得があることと、それぞれに存在する質に微妙な違いがあります。
有用の使い方・例文
それでは、有用の例文を見てみましょう。先にみた類義語の有効や有益もあてはめてみると、微妙なニュアンスの違いがわかります。
新人
上司
新人
先輩
新人
上司
このように、会話の内容や前後の文脈から判断して、有用を正しく使えるように心がけましょう。
有用という言葉の意味をしっかり理解して有効に使おう
この記事では『有用』の正しい意味や使い方を解説しました。有効や有益とは微妙にニュアンスが異なる有用という言葉の意味を理解できたでしょうか。しっかりと意味を理解して、さまざまなビジネスの場面でうまく使い分けることで、周囲の評価も上がり、ますます有用な人材として株が上がるかもしれません。
ぜひ、この記事を参考に正しい意味や使い方をしっかり把握しましょう。