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デジャブの意味とは?語源や類義語、関連語や使い方まで解説

デジャブとは『未体験をすでに見たり経験したと感じること』

新人

あれ?先輩!僕、この風景、なんかみたことあるんですけど!
あら、それはきっとデジャブね。

先輩

新人

なんですかデジャブって?

ある状況や症状などを端的に表す言葉で、社会人として常識として備えておくべき言葉もいくつか存在します。デジャブもその1つの言葉です。ビジネスシーンや日常の会話の中で登場した際にその意味を知らないことで話の腰が折れ、話が続かなくなって気まずくなることもあります。

デジャブとはどのような状況で使われる言葉なのか、具体的にどういう状況がデジャブと呼ばれるのか、あなたは自信をもって応えることができますか?

この記事では、デジャブについて正しい意味や類義語などを例文とともに紹介します。ぜひ、この機会にデジャブという言葉をしっかり理解して自分の言葉のレパートリーに加えましょう。

デジャブの意味をチェック

デジャブとは、『未体験をすでに見たり経験したと感じること』を指します。反対の意味をもつ言葉は「ジャメヴ」です。

デジャブは既視感を意味する言葉で、過去にまだ経験したり見たことがないはずの状況を、すでに経験したり見たことがあるように感じる現象のことを意味します。「見おぼえはあるけれど、いつどこで見たのかが思い出すことができない」などといった感覚におちいることが多い現象です。

ではデジャブについて、もう少し詳しくみていきましょう。

デジャブの語源について

デジャブとは、一体どのような語源から成り立っている言葉なのでしょうか。

デジャブという言葉はフランス語の「déjà-vu」という言葉が語源となっています。この言葉は「すでに過去に見たことがある」という意味をもっていて、主に視覚的な意味あいを表す場合に使われる言葉です。

このフランス語から英語へと派生し、英語からカタカナでの「デジャブ」と称されるようになりました。

デジャブはなぜ起こる?

では、デジャブは一体なぜ起こるのでしょうか?諸説ありますが、主要なデジャブの原因をみていきましょう。

ひとつは、無意識な記憶という説があります。精神分析学者であるジークムント・フロイトによる「デジャブとは、すでに見た夢のようなものだ」という説です。つまり、人は無意識にみた景色や光景については思い出すことは難しく、思い出せないけれどみたことがあるという感覚を覚えるものだといわれています。

もうひとつは、記憶のエラー説です。脳は、ある物事を記憶する際、情報を細分化した上で各部位に別々に記憶します。その記憶を思い出そうとする場合には、記憶された情報を各部位から抽出して、あらためて組み立てなおすという作業が行われるのです。その際に、記憶とエピソードを結びつける働きが正常に機能しない場合、一種の記憶障害が起こることがあります。これがデジャブの原因であるとする説です。

現在ではこの記憶のエラー説がデジャブの原因の最も有力な説だといわれています。

デジャブの類義語は?

デジャブの類義語として、「デジャヴェク」が挙げられます。

「デジャヴェク」は既体験感という意味を示す言葉です。この言葉は、同じことが前にもあった気がする、または、前にも同じことをした気がするなどといった、すでに行った体験だと感じる、という意味あいをもちます。

デジャブが、既視感というすでに見た気がするという視覚的要素が強いことに対し、デジャヴェクは、体験や体感的要素が強い言葉です。

デジャブの英語表記

デジャブを英語で表記する場合、複数の表現があり、以下の単語を用いて表現します。

    『dejabu』
    『deja vu』
    『dejavu』

また語源であるフランス語では『déjà vu』と表記します。

ではこれらを使った例文をみてみましょう。

例文1

That sensations are called dejabu.
その感覚はデジャブと呼ばれています。

例文2
The mystery of deja vu is the turnning point of this story.
デジャヴの謎がこの物語の転換点となっています。
例文3
I am feeling powerful sense of dejavu now.
私は今強烈なデジャブを感じています。

デジャブとジャメヴとの違い

デジャブと比較して挙げられる言葉が「ジャメヴ」です。

デジャブは、『すでに過去にみたことのある景色または光景だと感じる現象』を表す言葉です。これに対しジャメヴは、すでに経験したことがあるはずの体験を、全く経験していないように感じること。または、見慣れたはずの景色や光景が、未知の景色や光景だと感じられることを表します

ジャメヴは、記憶喪失や精神疾患による症状だという研究者もいますが、デジャブと同じように、健全な人にも起きる現象です。このように、ジャメヴは、デジャブ同様に、共に人の体に起きる不思議な現象のひとつだという共通点があります。

ジャメヴはフランス語で、かつてまだみたことがないという意味です。日本語では、デジャブは既視感、ジャメヴは未視感という言葉に置き換えることができます。

デジャブの使い方・例文

それでは、デジャブの例文を見てみましょう。

例文1

新人

このあいだ、はじめて行った営業先なのに、過去にも訪れたことがあるような感覚になりました。あれって何でしょうか?
それはデジャブだね。私もたまにあるよ、そんなことが。

上司

例文2

新人

先輩、どうしたんです?驚いたような顔して。
この光景、なんか見たことあるのよー。あーデジャブだわ、きっと。

先輩

例文の中の上司や先輩のように、とっさにデジャブという単語が出てくるように、デジャブの意味をしっかりと理解しましょう。

デジャブの意味を把握して賢く会話に取り入れよう

この記事では『デジャブ』の正しい意味や言葉の由来、類義語や反対語などについて解説しました。あまり耳にしませんが、似ている言葉として存在する「デジャヴェク」や、反対語の「ジャメヴ」については詳しく把握している人は多くありません

この機会に、これらの意味と違いを理解して、シーンにあわせて使いこなせるようにしましょう。

この記事を参考に、ぜひあなたのボキャブラリーを増やしてみてください。