確かなプログラミングを学ぶなら>

Branding Engineerとは?東証マザーズ上場の注目企業を分析

Branding Engineerが東証マザーズ上場を果たしました!

CEOも社員も、若い企業なんですよね。これからも成長が期待できそう!

第6期決算

  • 売上高:28億1976万円
  • 経常利益:1億4324万円
  • 当期純利益:1億0982万円

2020年7月7日に上場し、最高値が7月10日4,045円、最安値が2,015円です。初値を付けた後伸び悩んでいるようですが、今期決算発表を控え、今後の動向が気になります。

時価総額は10,729百万円、PERは127.28倍となっています。
(2020年7月31日時点)

Branding Engineerとは

Branding Engineerは、ITエンジニアに特化したHR事業を展開する新進気鋭の企業です。「Break The Common Sense」という経営理念を掲げ、IT業界の人材不足という社会課題の解決を目指しています。

2020年7月に東証マザーズ上場を果たし、さらなる躍進が期待されています。
参考 NewsBranding Engineer公式HP

代表 河端保志氏について

代表 河端保志氏は、在学中である2013年に現COOである高原克也氏とともに、Branding Engineerを設立しました。

ITとビジネスの素地を持ち、それを磨いてきた河端氏。小学生時代にはすでにプログラム開発を始め、大学生時代から個人でビジネスを行ってきたそうです。

大学院時代のビジネスを通して高原氏と出会い、起業を決めたと言います。雑居オフィスから始まり7年で、自社サービスを軌道に乗せ、上場まで達成することができました。

雑居オフィスでともに過ごした方たちからも応援のメッセージが届いていました。

事業内容

Branding Engineerでは、HR事業として複数のサービスを同時に開発、リリースしています。それぞれの事業が互いを支え、相乗効果を生む仕組みです。

■midworks事業

ITエンジニア独立支援サービスです。保険料負担、税務などのバックオフィスサポート、福利厚生サービスの提供を行っています。

■メディア事業

自社メディア運営とそのノウハウを生かしたコンサルティングを他社に提供する事業です。自社メディアでは、midworksなどのサービス利用者を効率的に集める効果も期待できます。

  • IT人材向けのライフスタイルマガジン「Mayonez」
  • ビジネスマン向け「Tap-biz」
  • 受託サービスである「SAKAKU」

■FCS事業

創業当初から行っている事業で受託開発、コンサルティングサービスが中心となっています。

開発から業務委託先、エンジニア人材紹介、アドバイザリーまで、一元的にサポートしています。

■tech boost

通学・オンライン授業が可能なプログラミングスクールです。現役のITエンジニアが授業を行います。企業のニーズに合ったエンジニアを輩出しています。地域を選ばず学べるモデルです。

■tech stars

エンジニアに特化した転職支援サービスです。ITエンジニア独立支援「midworks」で働く人材が、企業への就業意志を持った場合などに利用することができます。

参考 serviceBranding Engineer公式HP

業績推移

Branding Engineerは、上場を迎えた今期を含め、6期連続の増収となっています。

売上高の推移

有価証券届出書(新規公開時)

2019年までの売上高、営業利益のグラフです。主な売上原価はmidworks事業のエンジニア、TechStars事業で使用する外部データベースの手数料、tech boostの講師などがあります。

創業当初から売上高を伸ばしてきましたが、今期も新型コロナウイルスの影響下、前年同期比8.7%増の見込みです。[efn_note]参考:2020年8月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)|Branding Engineer[/efn_note]

資金調達

2014年10月にANRIから2000万円、2016年4月には第三者割当増資により、East Ventures、ベクトルなど5社から1億円を調達しています。

クラウドワークスへ発行済株式譲渡

2017年8月、クラウドワークスへ発行済株式3250株を譲渡。発行済株式の2.7%に相当します。クラウドワークスの取得した株式は既存株主が保有していたものだったため、資金調達が目的ではないでしょう。

しかし、これによりクラウドワークスの支援のもと2020年目標のIPOに向けたコーポレートの体制の強化がスタートしました。
[efn_note]参考:クラウドワークス、エンジニア向けサービスを手がけるBranding Engineerの株式2.7%取得|TechCrunch[/efn_note]

成長戦略

Branding Engineerでは、ITエンジニアの価値観、働き方、ニーズに合わせたサービスを提供することを強みとし、今後のIT人材の将来的な不足などの背景を追い風に成長を目指しています。

各事業の関係構造

Branding Engineerでは、各事業の成長相関性のある事業構造をさらに強化することにより、事業全体の成長を目指しています。

互いを生かした事業関係で、それぞれの事業で培った強みを他方で生かせる仕組みになっています。

プラットホーム拡張

Branding Engineerでは、キャリア循環型プラットフォームとして、ITエンジニアの育成、創出から転職支援、独立支援までをワンストップで行っています。

プラットホームの拡張、エリア拡大をベースにした成長戦略も進んでいます。オンライン展開、順次エリアの拡大を行い、2020年2月には大阪への進出も行われました。

潜在層の掘り起こし

潜在的求職者の掘り起こしによる市場の拡張も戦略として進んでいます。Branding Engineerではtech boost事業とmidworks事業を併せ持っていることで、いち早く人材の発掘を行うことが可能です。エンジニアのキャリア形成のサポートと活躍の場の構築によって未経験エンジニアを発掘し、育成していきます。

Branding Engineerの求人情報

Branding Engineerでは、常時自社ホームページや「WANTEDLY」にて、東京オフィスや宮崎オフィスなどの求人募集を行っています。2020年7月末時点での求人は以下の通りです。

  • 長期インターン
  • 提案営業
  • 事業部長
  • メンター
  • 経理
参考 Branding EngineerWANTEDLY

会社概要

会社名 株式会社Branding Engineer
事業内容 ITを活用したサービス事業
所在地 東京都渋谷区円山町28-3-5F
設立日 2013年10月2日
代表 河端 保志
資本金 119,702 千円