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フリーランスウエディングプランナーだからこそできることや年収を紹介

ウエディングプランナーといえば華やかなイメージで人気のある職種ですよね。そのウエディングプランナーの働き方が変化してきているのをご存知ですか?

今「結婚式をしよう!」と思っているカップルがいるとします。

<少し前>
式を挙げたい結婚式場を選ぶ→式場のプランナーさんに相談する

<最近>
自分達がしたい結婚式をプランニングできる「ウエディングプランナー」を選ぶ→結婚式場を選ぶ

というように、結婚式の準備をウエディングプランナーを選ぶことから始めるケースが増えてきているんです!

理由としてはネットで、特色を持っている名の知れたウエディングプランナーと、SNSやインターネットを通してつながりやすくなったことが挙げられます。

また、ウエディングプランナー選びから始めることで、予算を抑えたい場合や式の規模などのすり合わせを十分に行うこともできます。こうしたことが、昨今の「小規模・身内だけで式がしたい」などのニーズにフィットしているのでしょう。

フリーランスウエディングプランナーとは

フリーランス ウェディングプランナー 打ち合わせ

 

 

 

 

「フリーランスのウエディングプランナー」という働き方・仕事は、誰でも知っているというほどの知名度は残念ながらありません。

多くのウエディングプランナーは式場やブライダル企画会社に勤めているのが現状です。しかし、フリーランスのウエディングプランナーとして働く方の人数は確実に増えてきているともいわれています。

実際に、WEBで検索してみるとプラコレWeddingという、フリーランスや企業に所属しているプランナーさんを数百人の中から選ぶことができるサイトがありました。「ウエディングプランナーを厳選してご紹介」として、2018年人気のウエディングプランナーランキングや、どんなプランナーが人気なのかもリサーチできます。

こうしたサイトを見ても、自分に合った結婚式をしたいというニーズの高まりを受けてフリーランスのウエディングプランナーの数が増えてきているのが分かります。

この流れを感じて、勤めている企業から独立してフリーランスのウエディングプランナーになろうと考えている人にぜひ、知っておいてほしいことをまとめて紹介していきます。

フリーランスウエディングプランナーという働き方

雇用されずに働き、案件ごとに契約をするのがフリーランスという働き方です。企業に属さず、独立して個人で働くというスタイルになります。

企業に雇用されていない分、働く時間や場所を制限されないことや、自由度の高いプランニングができるなど多くの魅力がある働き方です。

フリーランスウエディングプランナーの“メリット”と“デメリット”

独立してフリーランスになった場合は、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか?フリーランスのウエディングプランナーの良い部分と、乗り越えなければいけない部分について知ったうえで、フリーランスウエディングプランナーになるかどうか検討してみてください。

■メリット

フリーランスのウエディングプランナーの最大のメリットは「お客様の要望にルールに縛られずに答えることができる」という点でしょう。

企業や式場で勤めていると、

・極力担当する案件数を増やす必要がある(利益を追求しなければいけない)
・提案する式場が限られる(属している式場や系列の式場の提案に限られる場合が多い)
・細かな要望に対応できない場合が出てくる(企業のルールがあるため)

など「本当はもっとこうしてあげたいのに」と葛藤する経験が増えていくようになります。

フリーランスの場合は、プランナー自身の得意なことや特色を活かした提案も可能です。
そのため、「花嫁や新郎の喜ぶ顔が見たい」や「人の役に立ちたい」という、仕事のやりがいなど、働く上での根本的な部分にメリットがあるといえます。

■デメリット

デメリットは、「不安定さ」と「大型の式場を扱うのがむずかしい」、少人数で対応するので「対応できないことがある」などが挙げられます。

フリーランスなので、仕事は自分でアピールして取ってくる必要があります。積極的に営業活動を行わなければ仕事はゼロ、無収入となってしまう可能性もあるため、どうしても生活や収入面などが不安定になりがちです。

また、大型の式場では専属のウエディングプランナーがいる場合も多く、フリーランスでは扱うのが難しい場合もあります。

フリーランスとしてウエディングプランナーをする場合は、自分一人ですべての仕事をして、結婚式当日に数人のアシスタントを雇うというのが一般的です。いくら人気のあるフリーランスウエディングプランナーでも扱える案件数は決まっているので需要があっても対応できないという場合もあります。

フリーランスウエディングプランナーへの依頼が増えてきている理由

冒頭でも触れましたが、フリーランスのウエディングプランナーへの依頼が増えている理由としては「個人の要望に合ったプランニングができるから」だといわれています。

企業勤めではできないプランを、要望に沿ってプランニングすることで、口コミが広がり、フリーランスのウエディングプランナーの人気はさらに広がってきているという状況です。

ウエディング業界全体としては、「晩婚化」や「挙式をしないカップルの増加」で厳しい状況が続いています。その中でも、フリーランスのウエディングプランナーは小さく式を挙げてコストダウン・カスタマイズができる特性などを活かすことで、これからも仕事はなくならないだろうといわれています。

フリーランスウエディングプランナーのなり方

フリーランス ウェディングプランナー プランニング

 

 

 

 

 

 

フリーランスのウエディングプランナーの働き方のイメージができたところで、実際にどうすればフリーランスのウエディングプランナーになれるのかを見ていきましょう。

いきなりなるのは難しい

ブライダル関係の専門学校を卒業して、すぐにフリーランスで働きます!ということも不可能ではありませんが、厳しいのが現実です。

なぜなら、ウエディングプランナーには提案するための幅広い知識が必要だからです。さまざまな式場での挙式経験や、要望に応じた提案の仕方など実際に経験しないと知りえない情報が多いとされています。

そのため独立前には、複数の会社に勤務したり、海外ウエディングをメインに提案する場合は海外のウエディング会社に勤務したりするなど、できるだけたくさんの挙式経験を積み、独立までの準備をしておきましょう!

また、関連業界や式場関係者との人脈作りもしておきたいところ。いざ式場をキャスティングする際も知らないところをいきなり紹介するわけにはいきません。また、結婚式では衣装や花、メイクやフォトなどさまざまな業界の人と関わるので、幅広い人脈作りが重要なのです。

フリーランスになるまでの流れ

フリーランスになるまでの流れの参考例を以下に紹介します。

ブライダル関係の専門学校・大学を卒業※


ホテルやブライダル関連企業に就職(複数のウエディング業界の企業で経験を積む)

独立してフリーランスウエディングプランナーになる

※専門学校や短大・大学を卒業しなくても、ブライダル関連企業に就職してウエディングプランナーになる場合もあります。

資格は必要ないがあれば箔が付く

ウエディングプランナーは資格がなくてもできる仕事ですが、フリーランスで働く場合は「信用を得る」ことが重要になってきます。

そのため、ウエディングプランナーの資格を持っていることで、箔をつける・信頼を得るということも期待できるため、独立前に資格取得を考えてもいいでしょう。専門資格と応用的に持っていて助かる資格を以下に紹介しておきます。

専門資格

●ABC(全米ブライダルコンサルタント)協会認定ブライダルプランナー検定
合格率:
【2級】2011~2015年、6252人受験➡合格率81.5%
【1級】2011~2015年、2579人受験➡合格率75%
特徴:就職や転職、高校卒業後に勉強して受ける場合が多い

業界での一定の業務実績がない方々や、これから業界で活躍したいと考える方々が協会認定アシスタント・ブライダルプランナー(ABP)資格を取得するための唯一の検定試験

引用元:ブライダルプランナー検定

●IWPA ウエディングプランナー日本資格
合格率:約50%
特徴:難易度が高めな試験になっており、プロフェッショナルやフリーランスとして働くウエディングプランナーを目指す人が受ける試験。自宅でインターネット受験ができる。合格したら、協会に営業上の相談ができたり、セミナーなどに参加することもできる。

 基本的にウエディングプランナーとしての現場経験のあるかたを対象としています。

引用元:IWPA国際ウエディングプランナー協会

持っていて助かる資格【例】

●色彩検定
空間をプロデュースする際など、色彩のセンスが問われる場合もあるため持っていると有利なことも。

フラワーデザイナー
お花はブライダルに欠かせないもの。知識が深いとプラスになります。

●外国語系資格(TOEICや英検など)
海外ウエディングをプランする場合は、現地でのコミュニケーションが取れるくらいの英語力を持っていることがクライアントの安心感につながることも。アピールポイントにもなります。

平均年収や相談案件単価は?

フリーランス ウェディングプランナー 提案

 

 

 

 

ウエディングプランナーの平均年収は250万円から450万円といわれています。ブライダル関係の上場企業の平均年収でも400万円台です。
参考: Career Gardenウエディングプランナーの仕事

「民間給与実態統計調査」(国税庁、2018年)によれば平均給与は422万円なので、あまり変わらないくらいという感じでしょうか。

フリーランスでは、仕事をすればするほど年収は上がります。ベテランとされる方や、ブランディングが成功し、料金設定を高めに設定できているフリーランスのウエディングプランナーなら月収は35万円やそれ以上の方もいます。

経験豊富なことやプランニングができること、プランのブランディングができていることが収入アップ・顧客獲得につながるということです。

フリーランスウエディングプランナーの仕事獲得方法!

フリーランス ウェディングプランナー 仕事

 

 

 

 

フリーランスという働き方ならではの悩みや疑問。「どうやって仕事を獲得していくのか」の部分に触れていきましょう。勤めていた会社から委託するということもありますが、ここではそれ以外の例を紹介していきます。

実績を発信

ウエディングは基本的には人生で一回きりのイベントなので、リピーターがいないのが特徴です。それなら、1件1件営業しなければいけないの?となり、「大変そう」と感じる方もいるかもしれませんね。そこで重要なのが口コミです!

自分が専門的にプランニングできる結婚式や、その実績の写真などをふんだんに使い、自分のサイトやブログ、SNSなどでアピールすることで話題となり、口コミが集客につながる場合があります。

現在活躍中のフリーランスウエディングプランナーさんのサイトを2つ紹介するので参考にしてみてください。

1.story of wedding

フリーランスウエディングプランナー山口真理子のオフィシャルサイト、フリーランスになってから5年で500件の結婚式をプランニングしている実績

 

2.IDEA FÈVES

フリーランスウェディングプランナー菅田貴子のオフィシャルサイト、オーソドックスからユニークなウエディングまで、丁寧なカウンセリングで対応してくれると人気。

目に留まるアピールポイントが重要!

アピールポイントとして使えるものの一例をあげておきますので参考にしてみてください。ここに挙げていないような趣味を生かしたものなど、ニッチなアピールポイントも多くあります。
あなたができることを分かりやすく、アピールしましょう!

・海外(ハワイ、タイなど)ウエディングに強い
・国内の地域ごと(沖縄、京都、北海道など)のウエディングに強い
・少人数レストランウエディングに強い
・アットホームなハウスウエディングに強い
・開放的なアウトドアウエディングに強い
・伝統的な和婚スタイルに強い
・授かり婚。マタニティウエディングに強い
など

人脈を形成しておく

企業に勤めているときからウエディングに関係のある方との人脈を形成しておき、フリーランスになったときに仕事をもらえるようにしておきましょう。

フリーランスのウエディングプランナーとの人脈をつくることもおすすめです。自分の得意な分野と競合しないフリーランス仲間なら、案件を紹介しあえるなどのメリットがあります。

また退職前にフリーランスのウエディングプランナーとして活躍している人とのつながりを作っておくことで、フリーランスとして働く上で知っておきたいことや、つまずきやすい部分などのアドバイスをもらえることも。

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仕事が少ない時などに便利なのがマッチングサイトです。登録しておき、便利に活用しましょう。
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