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一般的に激務のイメージがある生命保険会社。実態はどうなのでしょうか?今回は業界出身者の実体験をもとに、生命保険会社の勤務時間や休日の他、営業職の働き方の実態をご紹介します。
生命保険会社の営業日・営業時間・休日は?
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働き方の基本となるのが、営業時間や休日などの規定です。生命保険会社の場合はどうなっているのでしょうか?
週休2日&カレンダー通りが基本
基本的に生命保険会社の営業日はカレンダー通り。土日祝日が休日になるのが一般的です。勤務時間は9時~17時または18時という会社が大半でしょう。
事務職の場合は、残業や休日出勤は少なく、規定の就業時間内に収まることがほとんどです。フルタイムだけでなく、時短で働く方の割合も比較的高いです。
一方、総合職や営業、代理店勤務などの場合、不規則かつ長時間になる傾向が強いです。
夏季・年末年始の休暇は短め
会社によっても違いますが、多くの保険会社は、お盆の時期に一斉に夏季休暇に入ることはありません。拠点や個人ごとに調整して休暇を取っているケースが多数派です。
また、国内大手生保の場合、年末年始休暇は大晦日+三が日のみ。曜日の並びによっては、長めになる年もありますが、基本は4日間というのが一般的です。
生命保険会社 営業職の働き方の実態は?
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一般的に営業職は、どの業界も不規則な勤務になりがちですが、生命保険会社も例外ではありません。もちろん、所属や雇用形態、担当する顧客や地域によって差はありますが、休日や時間外の出勤も珍しくありません。ここでは、業界出身者が実際に体験&見聞きした営業職の実態をご紹介します。
営業職は裁量労働型が多数派
生命保険会社の営業職の勤務スタイルは裁量労働型が多数派。要は、定められた時間通りに出退勤するのではなく、自分の都合で仕事のスケジュールを調整できるということです。
もちろん、所属先や雇用契約によって裁量の幅は違いますが、通常の事務職より自由が利くのは間違いありません。子育て中などの事情で時間的制約がある人にとっては、メリットが大きい職種といえます。
スケジュールはお客様の都合次第
自分で時間の調整がしやすいといっても、スケジュールはあくまでお客様優先です。夜間や休日のアポイントや緊急対応が求められることも珍しくありません。
担当する地域や客層によって程度の差はありますが、休日出勤や時間外勤務は当たり前と考えておいた方がよいでしょう。雇用契約によっては、残業代や手当がつかないこともあり得ます。
業績次第では長期休暇も取りにくい
長期休暇は申請すれば取得できますが、営業成績が上がっていないと取り辛いのが実態です。特に業務委託型の営業職は、業績が給与に直結するため、順調に成績が上がらないと、のんびり休む気にもなれません。
優秀な営業パーソンであっても、お客様の意向は完全にコントロールできないもの。計画通りに業績を上げていくのは容易ではありません。長期休暇の見通しも、立てづらいのが現実です。
朝礼、研修、会議…意外に会社からの拘束は多い
生保営業は成績さえ上がっていれば、ほぼ出社の必要はない!…といいたいところですが、実際は、そうはいきません。特に正社員雇用の場合は、会社からの拘束が想定以上に多い傾向があります。
朝礼や定例会議などに、一定以上の出席率を求める会社も多いです。また、新商品や業界共通教育課程、コンプライアンスなどの研修が頻繁にあるため、そのたびに時間を確保する必要があります。
それでも他の職種に比べれば、時間の自由度が高いのは間違いありません。
理想は効率的な働き方!
生保営業職の最大のメリットは、自分でスケジュール調整がしやすい点でしょう。営業成績さえ順調なら、短時間で効率よく収入を得ることも、充分可能です。
とはいえ、現実は厳しいもの。多くの営業職は、不規則なスケジュールや長時間勤務に陥りがちです。上手なペース配分をつかむことが、快適に仕事を続けるためのコツといえるかもしれません。