「向上心」とは「より高みを目指す心構え」
・向上心がある/ない
・向上心が高い/低い
・向上心に欠ける
面接で評価されるのも「向上心」、上司に気に入られるのも「向上心」。何かと評価のポイントになりがちな「向上心(こうじょうしん)」ですが、そもそも何なのでしょうか。
「向上心」とは「より高みを目指す心構え」を表す言い回しです。現状に満足せず、次のステップに向かって努力していく…ビジネスシーンで評価のポイントになるのもうなずけますね。
今回は、「向上心」の使い方や類語、英語表現、さらに「向上心」の高め方や自己PRにおける「向上心」など詳しく解説していきます。
「向上心」の使い方・例文
「向上心」はよく使うのはこんなときです。
・目標や抱負、ビジョンなどを語るとき ・人を評価するとき ・自己PRするとき
どれもビジネスシーンではよくある光景ではないでしょうか。これらを踏まえて、実際に「向上心」を使った例文を見てみましょう。
・現状に甘んじることなく、向上心をもって来年も精進しく所存です。 ・彼はまだ技術はつたないが、向上心があるのでこれから伸びていくでしょう。 ・向上心なら誰にも負けないと自負しております。
「向上心」の類語
「向上心」はよく耳にする言葉なので、別の言葉で表現したいと思うことがあるのではないでしょうか。「向上心」の類語を紹介していきます。
・チャレンジ精神 ・ハングリー精神 ・求道心(きゅうどうしん) ・大望(たいもう) など
「チャレンジ精神」や「ハングリー精神」は耳馴染みがあるので使っても違和感がありませんね。
「向上心」の英語表現
「向上心」を表す英語表現はいくつかあります。その中から、「aspiration」をご紹介します。実際に「aspiration」を使った例文を見てみましょう。
・I have aspirations. ⇒私は向上心があります。 ・Do you have any aspirations? ⇒あなたは向上心がありますか。 ・She doesn’t have any aspirations. ⇒彼女には向上心がない。
「向上心」を高めるには
「向上心」が高い人間が何かと評判がいいことはわかりますが、実際どうやって「向上心」を高めたらいいのかわからない、という人も多いでしょう。ここでは「向上心」を高めるポイントをいくつか紹介していきます。
目標を持つ
「向上心」を持って次のステップに行くためには、明確な目標設定が必要です。何を目指していいのかわからない状態ではやる気があっても進んでいくことができません。
変化を恐れない
現状に満足している状態で「向上心」の気持ちは沸き起こってきません。より高みを目指すため、時には何かを捨てる選択も必要です。変化を恐れず楽しんでいきましょう。
自己PRで「向上心」をアピールするコツ
「向上心」を武器としてビジネスシーンを渡っていきたい場合、的確にアピールすることが重要です。自己PRで「向上心」をアピールするコツをまとめました。面接等で役立ててください。
ストーリーで伝える
単に「向上心」があるとだけ述べても、面接官はそのように判断してくれません。その他のアピールも同様ですが、具体的なストーリーを持って「向上心」があることを伝える必要があります。 ・売り上げトップに甘んじることなく、販売区域を開拓した。 ・去年の大会で準優勝だったことが悔しくて、自己分析や戦略の見直しなどを行った結果、優勝できた。 このようなエピソードを語ったうえで、最終的に相手に「向上心」のある人間だと評価してもらいましょう。 「向上心」は、物事を発展させていくためには欠かせない心構え。ビジネスシーンでは「向上心」のある人間は評価され重宝されます。 自分で「向上心」があるといわなくても、周りから「向上心」があると評価されるようなビジネスパーソンを目指しましょう。「向上心」のあるビジネスパーソンを目指そう