「光栄です」とは「嬉しく名誉に思います」という意味
・光栄です。
・光栄に思います。
・光栄に存じます。
「光栄です」「光栄に思います」というように「光栄(こうえい)」はビジネスシーンでよく見聞きする言葉ですよね。
「光栄です」には「嬉しく名誉に思います」という意味があります。目上の人に褒められた際や名誉な出来事に対して口にするフレーズ。
今回はビジネスシーンで欠かせない「光栄です」の使い方や注意点、類語、英語表現などを詳しく見ていきましょう。
「光栄」の使い方
「光栄です」は以下のようなときに使用します。
・取引先の人や上司に褒められたとき ・著名人や権威のある人に会ったとき ・創立記念式典や表彰式など祝いの席での挨拶
「褒めていただいて嬉しいです」というよりも、「お褒めの言葉をいただき光栄に思います」といったほうがフォーマルな印象を受けます。
「光栄」を使う際の注意点
「光栄です」には名誉なことを喜ぶ「嬉しい」気持ちが含まれていますが、「嬉しい」「ラッキー♪」という感情だけで「光栄です」を使うのは間違っています。「名誉」「栄誉」に思う気持ちが不可欠です。
例えば、以下のような場合に「光栄」を使うのは間違いです。
・正月休みにハワイ旅行に行けて光栄に思います。 ・キャンペーン中に安く買えたのは光栄です。
ただし、「ハワイ」に思い入れがあったり、会話の相手がハワイにゆかりのある人物だったりする場合は、間違いではありません。
「光栄」の類語
・名誉 ・栄誉 ・栄光 ・誇り など
「光栄に思います」を「名誉に思います」「栄誉に思います」と言い換えても、違和感なく使えるでしょう。
「光栄」を使った表現
「光栄」を使ったフレーズには以下のようなものもあります。
・光栄至極(こうえいしごく) ・光栄の至り
どちらも「光栄」がMaxの状態であることを意味しています。「光栄」単体でもフォーマルな言葉ですが、これらはさらにフォーマル度合いが高い表現です。表彰式等での挨拶の言葉として使うといいかもしれません。
「光栄」の英語表現
英語では「I’m honored~」を使って「光栄」を表現することができます。
I’m honored to hear that. ⇒そのようにいっていただけて光栄です。
「I’m」を「I am」にしたり、「really(本当に)」を入れたりすることで意味合いを強めることができます。
便利だけど使い過ぎないように
「光栄」はとっても便利な言葉ですよね。とりあえず褒められたら「光栄です」といっておけば、様になります。とはいえ、あまり乱発しすぎるとありがたみがなくなってしまうかも。
「光栄」はここぞというときに使って、ビジネスパーソンとしての株をあげましょう。